「しんぶん赤旗」2011/8/24
石木ダム事業なぜ継続 
県方針に4団体が抗議

 石木ダム建設事業に反対する4団体は22日、長崎県に事業継続方針決定に対する抗議と事業断念を求め、申し入れました。

 石木ダム建設絶対反対同盟、石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会(川棚町)、水問題を考える市民の会(佐世保市)、石木川まもり隊の4団体の代表23人が参加。

 「絶対反対同盟」の岩下和雄氏が申し入れ書を手渡し、石木ダム問題で公正な検証を行わない県側の姿勢と佐世保市の過大な水需要設定による虚偽の宣伝を指摘し、事業から撤退するよう県に訴えました。

 県側の「事業について十分に論議した」との回答に代表らは「事業を継続するということは、何も検討・検証されていない証拠」と反論。
 反対派の声を聞こうとしない県に岩下氏は強く抗議しました。

 申し入れに参加した日本共産党の山下千秋佐世保市議は「住民の声を聞こうとしない県の責任」と厳しく追及。「中村法道知事に申し入れの内容を正確に伝える」と県に約束させました。