「しんぶん赤旗」2011/7/31
原爆犠牲者の墓 青年らが清掃

 8月9日の長崎原爆の日を前にした30日、長崎市筑後町の東本願寺長崎教会に青年ら約20人が集まり、原爆犠牲者の墓をボランティアで清掃しました。

 この寺には、26個の木箱に納められた長崎原爆犠牲者の無縁遺骨が安置されており、その数は約2万体といわれています。年に1回、「非核非戦の碑」や墓の周りを清掃しています。

 清掃ボランティアに参加した平和活動団体・P‐NATS(ピーナッツ)のメンバーの一人は「ここに納められているのは長崎原爆の犠牲者の一部にすぎません。こんな小さな場所に数多くの遺骨が納められていることを考えると、原爆とは本当に罪深いものだと感じます」と話しました。