「しんぶん赤旗」2011/7/26
被爆地長崎で
「原発撤退提言」の講演会開く


  日本共産党長崎県委員会と同南部地区委員会は22日夜、長崎市内で「被爆地・ナガサキから−−日本の原発とエネルギーについて考える」と題しての講演会を行いました。

 講演会では、党中央委員会の寺沢亜志也政策委員会事務局長が2時間にわたって日本共産党の「原発撤退提言」について説明しました。

 寺沢氏は、原発事故が他の事故には見られない「異質の危険」があることを詳しくのべ、「『最悪』という事態を想定できないのが原発事故です」とのべ、「原発からの撤退を決断すべき」だと強調しました。

 そして、「安全神話」の本質には「嘘つき体質」があり、“やらせ”メール問題もこうしたなかで起こったものだとのべました。また、マスコミがいかに電力業界に取り込まれたかを詳しく解明し、原発問題を一貫して厳しく追及する「赤旗」の役割を強調しました。

 参加者からは、「日本共産党の原子力政策がよく分かった。将来の日本のエネルギー政策は、日本共産党の考えがもっとも良いと思った」(20代男性)、「原発の技術は本質的に未完成であることを直視すべきです。今日の話は非常に勉強になりました」(80代男性)などの感想が寄せられました。