「しんぶん赤旗」2011/7/16
現地で学ぶ「玄海原発」
 党県委員会が原発ツアー

 日本共産党長崎県委員会は14日、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)へのバスツアーを行いました。

 山下県委員長や原口書記長、南部地区と中部地区の両地区委員長に加え、西田京子諫早市議、浜辺七美枝時津町議、久保田和恵川棚町議ら16人が参加しました。

 一行は原発近くにある玄海エネルギーパークを見学し、展望ルームから4基ある原発の状況を確認しました。

 その後、玄海町の施設で、日本共産党佐賀県北部地区委員会の山口勝弘委員長を講師に、玄海原発をめぐる諸問題を学習しました。

 山口氏は、玄海原発で使用されている加圧式原子炉の問題点や九電の「やらせメール」報道以後の玄海町の状況などを詳しく説明しました。

 参加者の「原発から撤退した後の玄海町をどうしていくのか」という質問に、山口氏は「北部地区委員会としては原発をなくした後に、玄海町に自然エネルギー基地を造るべきだと訴えています」と答えました。

 さらに、「原発は『安全神話』から『(電力の)必要神話』に変わっている。必要な電力はまかなえることを示し、『必要神話』を打ち破れば、原発撤退は可能です」とのべました。

  参加者の1人は、「実際にこの目で原発を見て、示唆に富んだ話しも色々聞くことができ、非常に有益でした」と満足げに話していました。