「しんぶん赤旗」2011/6/25
「原発やめよ」 意見書次々 
南島原市・長与町


 長崎県南島原市と長与町の市・町議会で22日、原発脱却の意見書を可決しました。南島原市は全会一致で、長与町は賛成13、反対6の賛成多数です。

 意見書は、「期限を定めた原発からの脱却と自然エネルギーへの転換」と明記、議会が原発からの撤退を求める姿勢を明確にしました。

 南島原市はこれに、@安全規制委員会を新設すること、の1項目を加え、長与町は@原発に関わる雇用と経済活動を損なわないように配慮することA安全対策の強化を早急に図ること、の2点を加えたものを国に要望しました。

 また、北松浦郡佐々町議会では、日本共産党の仲村吉博町議の原発に関する一般質問に、古庄剛町長が「原発は廃止する方が一番いい。共産党が5年から10年で廃止を求めていることは知っていますが、徐々に廃止の方向を示すべきです」と答弁し、撤退に理解を示しました。