「原発事故に涙が出てくる」と被爆者 
県下で原発ゼロに」と署名

 東日本大震災からまる3カ月を迎えた11日と12日にかけて、長崎県の日本共産党は各地で「原発ゼロ」めざす、宣伝署名活動にとり組みました。

 長崎市では11日午後、大丸デパート前で、堀江ひとみ県議と前市議の内田隆英、牧山隆、中西敦信の各氏ら14人が行動。110人が署名に応じました。

 署名に応じた81歳の長崎原爆の被爆者は、「自分たちが経験したことで、原発事故の現状は涙が出てきます。被爆した当時のことを思い出して嫌な気分になります。早く終わらせてほしい」とのべました。

 「今まで頼ってきた原発がまさかこんなことになるとは思わなかったです。早く解決してほしいです」(20代の男性)、「政府の対応が遅くて呆れました。日本にはもっとしっかりしてほしいです」(高校生の女性)、「被爆県である長崎・広島に比べて、他の地域は被曝の怖さをわかっていない。目に見えない放射能の怖さをもっと正確に伝えてほしい」(40代の女性)など、切実な声が寄せられました。

 佐世保市では、四ヶ町で10人が参加しました。 原発ゼロを訴える署名では、久保田和恵川棚町議が「原発や原爆に反対しましょう」と署名をすすめると、多くの高校生が署名に応じました。
 震災募金は1万6056円が寄せられました。

 12日は諌早市や大村市でも、同様のとり組みが行われました。