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普賢岳大火砕流20年で追悼
東北へ復興のエール
長崎県雲仙普賢岳で1991年6月3日に43人の犠牲者を出した大火砕流から20年を迎えた3日、島原市は島原復興アリーナで雲仙普賢岳噴火災害の犠牲者追悼式を催しました。
火砕流の犠牲者を悼むとともに、東日本大震災の被災者へ、「災害は必ず復興できる」とのエールを発信しました。
普賢岳の噴火は90年11月に始まり、96年6月の終息宣言まで5年半続きました。93年の火砕流でも1人亡くなり、犠牲者は44人。最大で1万735人が避難を強いられました。
追悼式には約700人が参列。大火砕流で消防団員だった父を亡くした山下譲治さん(33)は遺族代表のあいさつをし、「島原の復興が全国の支援により、集大成を迎えたことに感謝します」とのべました。 |