「しんぶん赤旗」2011/5/17
有明海訴訟 
諫早開門早期に 支援する会が総会を開

  「『よみがえれ! 有明海訴訟』を支援する長崎の会」は14日、諫早市内で総会を開き、「よみがえれ! 有明海訴訟」の現状と今後の取り組みを話しあいました。
 
 同訴訟は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防閉め切りによって漁業被害を受けたとして長崎、佐賀、福岡、熊本の有明海沿岸の漁民らが堤防開門などを求めたものです。

 昨年12月、福岡高裁で潮受け堤防排水門の開門を命じる判決が出ており、今年1月から早期開門に向けて、国との協議の場を重ねてきました。

 弁護団の吉野隆二郎弁護士が講演、「判決で物事がすべて解決できるわけではなく、国との話し合いを重ねることが大事です」とのべました。

 来賓の漁民らは「開門の海上パレードができるよう、解決するまで支援をよろしくお願いします」とよびかけました。