いっせい地方選挙の結果について
                            2011年4月29日
                            日本共産党長崎県委員会
                                  委員長 山下満昭

 2011年のいっせい地方選挙が、終わりました。県民みなさんのご支援と、長きにわたりご奮闘いただいた、後援会員、支持者、党員のみなさんに深く感謝いたします。

 前半戦の結果は、県下で唯一の堀江ひとみ県議の議席を、みなさんの大きなご支援で確保することができました。改めて深く感謝し、県議会の内外で公約実現のために、頑張ります。
 尚、立候補を予定していた佐世保市と諫早市で県議の候補者を立てられなかったことについては反省し、4年後は必ず擁立できるよう、努力いたします。

 後半戦では、長崎市長選挙に党公認で中田ごう前副議長を擁立したのをはじめ、長崎市議選に4人、佐世保市議選に2人、大村市議選挙に2人、長与町議選挙に2人、時津、川棚、東彼杵の各町議選にそれぞれ1人づつ立候補し全員当選を、めざしました。
 しかし、佐世保市で現職の議席を確保したものの、長崎市と大村市で共倒れになり、数十年守り続けていた議席をゼロにしてしまい、議席空白となりました。町議選挙では、4年前の議席を維持することができました。
 今回の選挙で日本共産党へご支援いただいたみなさんと、ご奮闘いただいたみなさんに、心から深くお詫びいたします。

 特に長崎、大村両市で−なかんずく県都の長崎市で議席をなくしたことについては、多くのみなさんから落胆の声と、「どうして共倒れを防げなかったのか」という、厳しい指摘が多数寄せられています。
 「社民党は8千票足らずなのに、1万500票の共産党がなぜ議席がゼロなのか」、「これから、市民の請願などをどうして届ければ良いのか」など、切実な声も、たくさんいただきました。
  日本共産党が果たしてきた、住民要求実現や行政の監視役を議会の中で果たせなくなるのは、断腸の思いであり、本当に申しわけない気持ちでいっぱいです。

 私たちは、今回の選挙について党内外のみなさんの声を率直にお聞きし、なぜ共倒れを防げなかったのかなど、しっかり分析して、捲土重来を期す決意です。そのためにも、忌憚ないご意見を様々な形でお寄せ下さることを、切に願っています。

 私たちの重大な失敗で重要な議席を減らすことになりましたが、全国民が力を合わせなければなならない被災地復興は文字通り、これからが正念場です。原子力・エネルギー政策の転換も切実です。こうした課題に、積極的にとり組んで参ります。

 また、防災に強い町ちづくり、国保税の引き下げなど、住民要求実現にも、議席のあるなしに関わらず、市民のみなさんと力を合わせて、努力してまいります。

 5月に実施される島原市議選を含め、今後とも、日本共産党へのご支援を心からお願い致します。