「しんぶん赤旗」2011/4/6
佐世保に米原子力空母
原水協と平和委 入港に抗議し、集会

  米海軍横須賀基地配備の原子力空母「ジョージ・ワシントン」(満載排水量約10万d)が5日早朝、長崎県佐世保港に寄港しました。

 佐世保原水協と佐世保市平和委員会は同空母の入港に合わせて市内野崎で抗議集会を開きました。

  午前7時前、全長333b、全幅76.8bの巨艦の空母が入港してきます。「寄港反対」の横断幕を掲げた参加者は、佐世保原水協の山下千秋理事長(日本共産党市議)の掛け声とともに抗議のシュプレヒコールを上げ、空母が通り過ぎるまで続けました。

  同空母は福島第一原発事故の影響を避けるための退避措置として、横須賀での定期修理を切り上げて出港しました。

 同原水協と平和委員会は4日、市に寄港反対と寄港目的の説明を求める申し入れをしました。

 集会で山下理事長は、「原発事故の不安の中、定期修理中の危険な原子力空母の寄港は市民感情を逆なでします。市民の安全・安心よりも米軍の都合を優先させるのは許せません」とのべました。