青年が自ら行動  「しんぶん赤旗」2011/3/22
被爆体験聞き取りや救援募金
青年たちが被爆者訪問 長崎市

 長崎の青年による平和活動団体「P‐NATS(ピーナッツ)」は21日、長崎市内で3回目となる「被爆者訪問」をおこないました。 「被爆体験の次世代への継承と発信」を目的として県原水協と連携した企画です。

 青年たちは、本原町在住で15歳の時に被爆した前田義昭さん(81)から話を聞きました。
 前田さんは、1・8`地点で被爆したものの、建物の影に隠れたため、放射能から逃れました。「原爆の熱線で人間の皮がむけるようになって、人間のすることじゃないと感じました」と語りました。

 また、東日本大震災で問題となった福島原発について、「原発は必要ないとわかっていました。昔は原発などなかったから、いらない」と語りました。
 
 訪問に参加した県原水協の佐藤澄人事務局長は、「日本は産業構造自体を変革する必要があるのではないでしょうか」とのべました。
何とかしたくて 青年地が救援募金

 日本共産党の長崎県南部地区委員会の青年支部は20日、長崎市内で東日本大震災の救援募金を呼びかけました。

 参加した5人が雨の降る中、募金への協力を呼びかけ、2万3千円が寄せられました。
 新入党員らは、「人のために何かできて良かったです」(25歳の男性)「長崎でも災害が起こるかも知れない。困った時はお互い様ですね」(30歳の男性)と感想をのべました。