「しんぶん赤旗」2011/03/10
長崎・諫早湾干潟を守れ 
総会・学習会開く

 国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の開門を求める諫早、大村地域の市民でつくる「諫早湾の干潟を守る諫早地区共同センター」は6日、同市内で学習講演会と総会を開きました。学習講演会は「諫早干拓開門調査を求める諫早市民の会」との共催です。

 経塚雄策・九州大学大学院教授(海洋環境工学)が「排水門、開けたらどうなる、シミュレーション」と題して報告。「流速、排水門の開け幅などを調整して開門すれば調整池の塩分濃度もほとんど変わらず、防災上も問題ない」と解明し、干潟の浄化作用も活用して諫早湾と有明海の再生を実現が可能である、とのべました。

 総会では、「『よみがえれ!有明海』訴訟を支援する会」の会員拡大、宣伝・対話に取り組むとした「2011年度活動」方針などを確認しました。