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98歳女性に被爆体験聞く
長崎の青年
一番悲しかったのは子どもが亡くしたこと
長崎の青年による平和活動団体「P‐NATS(ピーナッツ)」は1月30日、長崎市内で2回目となる被爆者訪問をしました。
「被爆体験の次世代への継承と発信」を目的として県原水協と連携し、企画されたものです。
この日は積雪の中、本原町に住む被爆者の佐藤クヌさん(98歳)の話を聞くため、4人が入院先の病院を訪れました。
佐藤さんは33歳の時に爆心地から約1・6`離れた長崎駅前で被爆しました。妹を除いて、爆心地近くに住んでいた家族を全員がなくなりました。
佐藤さんは、「一番悲しかったのは子どもが亡くなったことです」と述べるとともに、「当時は、こうも長くまで生きられるとは思わなかった」と語りました。
「88歳になる妹は、私の見舞いに来ようとする」」と語り、笑みをこぼしました。
参加した青年たちは、「原爆投下という恐ろしい状況を生き延び、原爆症に苦しみながらもなお生きることができる。人間の強さを感じました」と感想を語っていました。 |