「しんぶん赤旗」2011/01/21
核のない世界へ講演 
長崎市従業員組合がつどい
 
  自治労連長崎市役所従業員組合は18日、市内で「第21回市民のつどい」を開きました。

 つどいは1990年1月18日に天皇の戦争責任について発言した本島等長崎市長(当時)が銃撃された事件から、二度と暴力による言論の封殺がなされないように「自由と民主主義を願う市民のつどい」として毎年開いています。

 今年は長崎市の名誉市民で元長崎大学学長の土山秀夫氏が、「核のない世界への新しいアプローチ」と題して講演を行いました。
 土山氏は、核抑止論による平和維持について、「危険な偽りの平和だ」とし、核兵器の国際管理が核廃絶への必要条件だと語りました。アメリカの核の傘に依拠する日本の外交を批判し、「北東アジアに非核地帯を作る」という構想こそが大事だと訴えました。

 本島氏も出席し、あいさつしました。