「しんぶん赤旗」2011/1/18
TPPとは?長崎で講演会
 穀田議員、冒頭報告

  長崎県春闘共闘会議は15日、長崎市内でTPP(環太平洋連携協定)問題学習講演会を開きました。

 長崎県立大学名誉教授(元学副学長)の川原紀美雄氏が、「TPPとは何か?何が問題か?」と題して講演しました。

 川原氏は現段階においてTPP参加国がシンガポール、ブルネイ、ニュージランド、チリの4カ国に過ぎず、参加への動きのある国も含めて9カ国だと指摘。 貿易協定の観点から、世界の中での日本の状況について説明し、日本の実力が落ちていることを実例と数字を挙げて紹介し、「今の日本に本当に必要なのは、TPP参加よりも教育や制度の充実である」と訴えました。

 遊説で長崎を訪れていた、衆議院議員の穀田恵二国対委員長は冒頭に報告し、TPP参加における日本への影響を国政の観点から指摘しました。堀江ひとみ県議と原口ひふみ市議候補も参加しました。