「しんぶん赤旗」2010/1/16
TPPは「壊国」への道 
 穀田氏演説会で強調

 日本共産党長崎県委員会と南部地区委員会は15日、穀田恵二国会対策委員長を迎え、長崎市民会館で、いっせい地方選での勝利を目指す演説会を開きました。

 穀田氏は、菅第2次改造内閣について沖縄の普天間基地「県内移設」押しつけ、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加など「外交ではアメリカいいなり、経済では財界・大企業応援という本質が明らかになった」と指摘。

 TPPについて「この国のあり方が問われている」として「農業に壊滅的打撃を与えるだけではなく、保険・金融、雇用などの規制緩和を進めるもの。“開国”ではなく“壊国”だ」と批判しました。

 また「自治体の仕事をチェックし、ムダ遣いを正し、住民の声を自治体に届けるのが議員の仕事です」と強調。「県議会でこの仕事を一手に担ってきたのが堀江ひとみ県議。この議席を何としても勝ち取らせてください」と訴えました。

 長崎、佐世保、大村各市議選などの議員・候補が決意表明。2期目を目指す堀江県議が「皆さんの声を背にたたかってきたこの議席を何としても守り抜かせてください」と訴えました。

 諫早湾干拓事業で開門を求める小長井・大浦訴訟原告団長の松永秀則さん(小長井漁協理事)が駆け付け、「私たちのために働いてくれる共産党の議員を増やしてください」と呼びかけました。

 長崎市の男性(23)は「これからの共産党の存在が大きいと感じられました」と感想を話していました。