施設の拡充にと原爆ホームに見舞金 
長崎県原水協

 長崎県原水協は15日、長崎市内の恵の丘長崎原爆ホームを訪れ、被爆者見舞金を贈りました。
 毎年行っているもので、被爆者見舞金は施設拡充のために使われています。

 県原水協から片山明吉代表理事、佐藤澄人事務局長らが訪れ、全国から寄せられた募金を見舞金として堤房代施設長らに渡しました。

 恵の丘は特別養護老人ホームで入所者は350人。 修学旅行などで施設を訪れた子どもたちに、入所者が被爆劇を演じるなど、被爆体験を伝える上で重要な役割を担っています。

 堤施設長が、施設を訪問したアメリカ人が、「原爆の実態を知らなかった」と語った例を紹介すると、片山氏らは「被爆者の外見は普通だから、『原爆が落ちても生きられるんだ』という誤解が生じています。被爆者の言葉を世界中の人に伝えることが大事ですね」と応じていました。