「しんぶん赤旗」2010/12/14
原爆病院に見舞い金 
長崎県原水協 医療設備拡充へ


 長崎県原水協は13日、長崎市内の長崎原爆病院を訪れ、被爆者見舞金を贈りました。

 毎年行っているもので、被爆者見舞金は、原爆病院のエコーなどの医療機器に設備拡充のために使われています。

 県原水協から片山明吉代表理事、佐藤澄人事務局長が訪れ、募金で集めた見舞金を朝長万左男院長に手渡しました。

 片山さんはビキニ環礁の島々を訪れた経験を語り、被爆者との出会いから今もなお、放射能の影響が残る現地の現状を話しました。
 朝長院長は「放射能と病気との関係性をはっきりさせるのは難しい」とのべ、放射能被害の実態を語っていました。

 「長崎市・県でどういった運動をしていくのか」という議論では、広島との連携が大事であると双方ともに語り、朝長院長は「民衆の力が威力を発揮する」とのべました。