「開門」命じた福岡高裁判決受け 
党県委員会が緊急宣伝

  12月6日福岡高裁は、長崎県の漁民などが「諫早干拓の排水門の開門」などを求めた裁判の控訴審で、一審の佐賀地裁の判決を支持し、5年間の開門を命じました。

 この判決を受けて、共産党の長崎県委員会は同日夕方から、長崎市内の各所で、緊急の街頭宣伝を行いました。

 マイクを握った山下満昭県委員長は、「福岡高裁は、『排水門の締め切りは漁業権の侵害であり、締め切りによる防災効果は限定的に、干拓地の営農についても必要不可欠ではない』 として、一審に続き国に開門を命じた」と、判決の趣旨を紹介しました。

 そして、長崎県で唯一、漁民や市民のたたかいと連帯して「開門」を求めてきた政党として、この判決を心から歓迎することを、表明。国と長崎県に対して、「ただちに開門することを改めて強く要求する」と述べ、「党として即時開門めざし、漁民や市民のみなさんと力を合わせ、全力をつくす」と、これからの決意を語りました。

 この緊急の宣伝を、立ち止まって聞きいる市民の姿も見られました。