「しんぶん赤旗」2010/10/9

離島の視聴改善を 

 地デジ対応 国に共産党要請


  長崎県の離島・五島市のケーブルテレビ会社の放送が気象条件によって映りが悪いため、市の敷設している海底ケーブルの利用を求めている問題で、日本共産党長崎県委員会と塩川鉄也、赤嶺政賢両衆院議員は10月8日、総務省、農林水産省に対応を求めました。

 ケーブルは農水省がかかわる事業で敷設され、福江島から久賀島蘭の24芯。うち6芯を「万が一の事故」のため「予備」として確保、市は貸し出せる芯線はないとしています。

 向原安男市議は、「一つも(貸し出しに)使える予備線はないのか」と農水省に確認。同省担当者は、「予備芯線」の条件を見直すなどして貸し出すことは可能との認識を示しました。

 塩川議員は「地上デジタル放送化は放送事業者の責任で行うもの。NHKなどが全面に出てやるべきで、そういう指導を総務省がするべきだ」と指摘。赤嶺議員は「離島に人びとが住み続けられるための社会的インフラづくりだ。しつかりとやってほしい」と求めました。