「しんぶん赤旗」2010/10/8
党長崎県委が農水省要望
 開門は漁民の悲願

  日本共産党の長崎県政府交渉団(団長・堀江ひとみ県議)は10月07日、農水省に対し、諌早湾干拓事業潮受け堤防排水門の早期開門、有明海の赤潮や貧酸素水塊の発生原因の徹底解明などを要望しました。

 席上、堀江県議は有明海再生を願い、嫌がらせを受けながらも裁判に立ちあがった漁業者の思いを紹介し、「真撃(しんし)に受け止めて、開門の決断をお願いしたい」と強く求めました。

 農水省担当者は、開門調査のための環境アセス(影響評価)を進めるにあたって、「そういう状況があることを踏まえていく」と表明しました。

 交渉では、「(開門は)まったなしの状況。環境アセスをたてに、開門を長引かせているとしか受け止められない。(干拓地の)農業者、漁業者、お互いが両立できる方法を」(内田隆英・長崎市議)などの声が上がりました。

 政府交渉団は、堀江、内田両氏のほか、牧山隆長崎市議、原口ひふみ同市議候補、向原安男・五島市議、安江結子・松浦市議、仲村吉博・佐々町議らです。