「しんぶん赤旗」2010/10/05
シンポと巡礼 長崎市でつどい
 宗教者9条の和

 「 宗教者九条の和」は2日つる「輝かせたい憲法9条」をテーマに、「第6回シンポジウムと平和巡礼in長崎」を長崎市内で開きました。
 
 昨年の第5回の広島市に続くもので約150人の宗教者や市民が集いました。

 「憲法九条は平和の力」と題して基調講演した高見三明講師(カトリック長崎教区大司教・「宗教者九条の和」呼びかけ人)は、新憲法の成立・公布・施行・憲法普及会の『新しい憲法 新しい生活』から63年を経た今日までの九条の解釈の問題や、永井隆博士の我が子にあてた『いとし子よ』を引用して平和憲法の重要性を訴えました。

 シンポジウムでは、楠達也氏(浄土真宗本願寺派光源寺住職)、土山秀夫氏(長崎大学元学長)、小林信治氏(金光教廿日市教会長・「広島宗教者九条の和」世話人)が発言。井田洋子氏(長崎大学経済学部准教授)が司会をしました。

 「尖閣列島問題などで人間は情報によって動かされやすい最近思う。どんなことが起こっても一寸待てよこれは憲法九条の心に沿っているかなあ、と考えることにしている。宗教者も常に平和へ向けた発信を。その繰り返し積み重ねがやがて九条を輝かせ、平和を実現する」(楠氏)などの発言が続きました。
 
 秋葉忠利広島市長と田上富久長崎市長からメッセージが寄せられました。
 シンポジウム終了後、浦上天主堂から爆心地公園まで平和巡礼の行進をしました。