陸自の「武装パレード」中止を申し入れ 
佐世保原水協など

  陸上自衛隊相ノ浦駐屯地(北村昌也司令)は、今年も今月の11日に佐世保市の中心街で銃を携行してのパレードを計画しています。

 これに対して佐世保市原水協(山下千秋理事長)と佐世保市平和委員会(篠崎義彦義彦会長)は7日同駐屯地にたいして、パレードの中止を求める申し入れを行いました。

 提出した申し入れ書では、「くりかえしくりかえし、武装した自衛隊の姿を見せつけることは、自衛隊を軍隊として国民に認知を迫ることにほかなりません。憲法9条の明文改憲を求めるかのような武装パレード」と指摘。中止するよう、強く求めています。

 対応した 同駐屯地の岩永真太郎総務科長(2等陸佐)らは、「ありのままの姿を見て信頼してもらいたい」と、昨年と同じような答弁に終始しました。

 これに対して山下理事長らは、「ありのままとは、戦争をする自衛隊、それは軍隊そのものではありませんか。私たちは、このような『ありのままの自衛隊の姿』など、絶対に容認できません」と、強く反論しました。

 なお、佐世保原水協と佐世保市平和委員会では、11日午前11時から同市の島瀬公園で「武装パレード」への抗議集会を行うことにしています。