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6月14日、堀江県議は30分の一般質問をおこないました。
以下、質問・答弁の要旨です。
第一は、石木ダム付け替え道路工事の中止について
堀江
全長約7キロメートルの道路は、全てが買収されていない。石木ダム建設に反対している地権者の土地がある。長崎県が取得しない限り、道路の開通はでない。中村知事は、知事選挙公約で「強制収用はしない」と明言。開通しない道路をつくることは、明らかに、税金のムダづかい。ただちに中止すべき。
知事
付け替え工事は、ダム早期完成のためには必要不可欠。地権者の強い要望もふまえて着工した。引き続き工事の進捗を図っていく。用地が買収されていなくても、買収済みのところから着工している。あらゆる機会をとらえて事業に協力頂けるよう誠心誠意取り組んでいきたい。
堀江
誠心誠意対応するというのであれば、ここは、工事を中止すべき。
知事
話し合いにはいつでも対応するが、工事を白紙・中止にしないと話をしないというのはいかがなものか。同時並行して話を聞かせていただき県として説明もしていきたい。
第二は、在宅医療の推進について です。
堀江
緩和ケア普及のための地域プロジェクト。長崎がん相談支援センター及び、いわゆるドクター・ネットでの実践を、どう見ているか。
福祉保健部長
プロジェクトリーダーの医師とも話をしたが、高く評価したい。
堀江
全国に先駆けたこうした実践は、継続する方向で検討して頂きたい。
第三は、子宮頸がん予防ワクチンの助成について
堀江
ワクチンと検診で、ほぼ100パーセント予防できる子宮頸がん。ワクチン接種の助成制度を、県下の自治体まかせでなく、長崎県として創設すべき。
福祉保健部長
国の動向を注視して見守りたい。
堀江
県民の強い要望がある時、動向を見守るではなく、研究とはならないのか。
福祉保健部長
ガン対策部会等で研究していきたい。
最後に、住宅リフォーム助成制度の創設について
堀江
秋田県は、県内の住宅やマンションのリフォームなどに対し、工事費の10パーセントを20万円を限度に助成する「住宅リフォーム緊急支援事業」を始めた。4月末で約6億円の補助で、総工事費用は60億円。
五島市が住宅・店舗リフォーム資金補助金を実施。30万円以上の工事が対象で、補助額は10パーセント。一件当たり10万円が限度。7ヶ月の間に、補助金交付額は約700万円。補助対象事業総額は、なんと、1億3055万円。本県が、経済対策、こうした立場で、住宅リフォーム助成制度を創設する考えはないか。
土木部長
リフォーム工事そのものに県独自の助成を行うというのは税金の使い方としては色々議論がある。経済効果がどれだけあるか。様々な角度から研究する必要がある。
知事
たしかに大きな経済効果を期待できるという面はあるのではないか。ただ、個人資産の形成に県民の税金をどこまで使っていいのか、議論の対象になる。 |