「しんぶん赤旗」2010/6/4
被爆地拡大協が総会 
一日も早く被爆者健康手帳の交付を

  長崎被爆地域拡大協議会の2010年度二〇一〇年度総会が5月30日、長崎市内でひらかれました。
 
 峰松巳会長のあいさつのあと、長崎被災協の山田拓民事務局長とふちせ栄子参院選挙区候補が来賓あいさつをしました。

 総会は、「ふたたび被爆者をつくらない」ために原爆被害に小tt国家補償を明記した被爆者援護法を速やかに制定すること、などを国に対して要求し、長崎県や市には、これらを政府に要請するよう求めました。

 長崎原爆の爆心地から半径12`以内で被爆したすべての住民に被爆者援護法を全面的に適用し、被爆者健康手帳をただちに交付する、また長崎市が「拡大支援室」を廃止したのに対し、復活させて被爆地拡大の実現に全力を尽くすよう求めていくことなどを採択しました。

 ふちせ候補は国連で開かれたNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けた国際行動に参加したことを紹介しながら「長崎を最後の被爆地にするためにともに頑張りましょう」と激励しました。