「しんぶん赤旗」2010/5/28
平和憲法は誇り 
キャラバンに西海市長

  憲法を地方行政に生かそうと自治体に要請を行っている長崎県労連の憲法キャラバンが24日から始まりました。
 
 24日、自治労連・長崎市役所従業員組合の里正善委員長ら4人が西海市を訪れ、田中隆一市長と懇談しました。

 田中市長は、憲法について「日本が誇れる平和憲法であり、変える必要はない」と明言。

 核不拡散(NPT)再検討会議に関し、「世界の流れは核兵器廃絶に動いている」と指摘し、被爆県の平和都市として市民とともに力を尽くす決意を語りました。

 普天間基地問題では、「国内のどこが理解してくれるのか。道のりは遠くてもグアム移転を主張すべき」だと述べました。
 
里氏は、市長の発言に「大変心強く思います」と謝辞を述べました。

 雇用や医療、福祉の問題でも意見を交わしました。都市部に医師が集中する研修医制度の改善、乳幼児医療費の現物給付制度では国や県の支援の必要性が強調されました。

 この日、時津町、長与町も訪問。部課長らと懇談しました。

 県労連は、県内21自治体中18自治体を訪問することにしています。