「しんぶん赤旗」2010/05/23
正社員が当たり前の社会に 
派遣法抜本改正を
 長崎県労連


 長崎県労連(川崎一宏議長)は21日夕、国会で審議入りした労働者派遣法の「抜け穴」だらけの「改正」案を許すなと長崎市の鉄橋で宣伝しました。

 政府の「改正」案の問題点を指摘したビラを配布し、ハンドマイクで訴えました。

 製造業派遣・登録型派遣は原則禁止と言いながら8割は例外となる政府案を「これでは原則容認」だと批判。

「きっぱり禁止し、雇用は正社員が当たり前の社会をつくりましょう」「人間らしく働くために労働者派遣法の抜本改正を求めましょう」と呼びかけました。

 信号待ちにビラを読んでいた40代の女性は、「わたしもパートなので同じです。しかし、会社の実状もわかるので仕方ないですね」と話しました。

 メンバーの一人は、「大企業が利益をため込んで、配当を増やしていることは知られていません。そこをもっと知らせなければ」と語りました。