「しんぶん赤旗」2010/5/21
長崎県原水協が総会 
新事務局長に佐藤澄人氏

  原水爆禁止長崎県協議会は15日、長崎市で2010年度総会を開き、NPT(核不拡散条約)再検討会議参加者が報告しました。

 川崎一宏代表理事はあいさつで「一日も早く核兵器全面禁止条約を締結すべき。次の一歩へ新たな運動をつくろう」と呼びかけました。

 片山明吉事務局長は、この間の「核兵器のない世界を」署名の取り組みを報告。

NPT代表はじめ各団体の奮闘を紹介し、「被爆県の責任を果たした」とその意義を強調しました。核兵器廃絶へ「核抑止力論」の克服が課題であり、核廃絶の立場に立たない日本政府の態度を変えさせることが重要だと述べました。

 NPT会議代表が発言。「国や世代を超えて思いを共有できた」「核兵器廃絶に日本の運動が決定的」などの感想とともに、核兵器廃絶やNPT会議に対する米国の市民やメディアの理解・関心の希薄さを指摘する声も多く出されました。

 ふちせ栄子参院選挙区候補は、「被爆者の命がけの思いにふれた。この経験を今後の活動に活かしたい」と語りました。

 新役員に、原章夫(再)、川崎一宏(再)、片山明吉(新)代表理事、佐藤澄人事務局長(新)が選任されました。