「しんぶん赤旗」2010/4/25
農業、中小企業元気に 
ふちせ候補が首長や商議所と懇談


 日本共産党のふちせ栄子参院長崎選挙区候補は23日、県北地域に入り、首長や商工会議所、農業委員らと懇談しました。

 佐々町で、ふちせ候補は中村吉博町議とともに、佐々町の古庄剛佐々町長と懇談しました。

 合併に反対してきた古庄町長は、地方切り捨ての合併を批判。「小さな町村こそ、住民に目配りができる。合併したところはどこでも不満だらけ。合併の効果を見直すべき」と述べました。

 町長は、ふちせ候補の求めに応じて「核兵器のない世界を」に署名しました。

 佐々町農業委員会では、大瀬次雄会長らと懇談しました。大瀬会長は、「米だけではたっていかない」農家の苦境を語り、5年後には農業の担い手がいなくなると警告しました。

 ふちせ候補は、農業後継者をつくるためにも価格保障、所得補償が必要だと述べました。

 佐世保商工会議所には、山下千秋佐世保市議と訪問。田平敏昭専務理事らが応対しました。

 ふちせ候補らは、党の中小企業政策が掲載された「しんぶん赤旗」を広げながら、中小企業が日本経済の「根幹」と位置付ける党の中小企業政策を紹介し、佐世保の現状をたずねました。

 田平氏らは、不景気の中で会員が減少していることに危機感を表明。「中小企業が元気にならなければ地域は元気にならない」と述べ、開業支援や既存企業の経営改善に力を入れた取り組みを紹介しました。

 商工会議所が中小業者の経営支援に果たしている役割にふれ、限られた予算のなかで対応しきれない現状を語りました。