「しんぶん赤旗」2010/4/18
県労連
ハローワーク前でアンケート
 「年金で生活できぬ」


 長崎県労連は16日、長崎市のハローワーク前で雇用に関するアンケート調査をしました。

 雇用の実態をつかみ、県や労働局との交渉に役立てようと実施したもので、今年2回目です。

 約1時間で、24人がアンケートに協力しました。「失業・離職した原因は」の問いに「契約期間満了」を上げた人が7人。中には育児休暇を申請したら、「うちにはそんな余裕はない」と解雇された例もありました。

 アンケートに応じたある女性は大学を卒業したばかり。友人十数人が就職できていないと言い、「やりたい仕事はありますが、そんなことは言っていられません。何でもいいので仕事をみつけたい」と話しました。

 ほかにも「年金だけでは食べていけず、働ける間は働かざるを得ない。60歳過ぎると使い捨ての仕事しかない。賃金が安い。ちゃんとした給料が払えるよう中小業者への支援策を」「正規で働いたことがない。20年間パートや派遣、臨時など。借金で生活している」「自営してきたので失業保険がない」―などの声が寄せられました。