「しんぶん赤旗」2010/4/17
諫早湾内県内3漁協正組合員 
6割が堤防開門署名

  諫早湾の開門を求めている小長井・大浦漁民訴訟の松永秀則原告団長と「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する会の岩井三樹事務局長が14日、長崎県庁で記者会見しました。

、諫早湾内3漁協の正組合員の6割が、早期開門を求める署名に応じたことを明らかにしました。

 松永氏は、小長井漁協で53%、開門に方向転換した瑞穂漁協は100%の組合員が署名したことを紹介。

 小長井漁協組合長が「諫早湾内漁民は全員開門反対」と主張していることに、「組合員は力と補助事業で押さえつけられ、声が上げられなかった。開門反対は組合員の総意ではない」と強調しました。

 岩井氏は、「漁民が声を上げやすくなっている」と述べ、背景に開門の世論があることを指摘しました。

 この署名は、潮受け堤防の早期開門と漁民が望む再生事業の実施を求めており、組合員を対象に取り組まれました。

 松永さんは、意見交換会に参加する組合長は組合員を代表していないと強調。