「しんぶん赤旗」2010/4/13
南島原市政と日本共産党
高齢者タクシー券支給訴え


 長崎県南島原市議選(定数24、6減)が18日告示、25日投票でたたかわれます

 日本共産党は、くわはら幸治(70)候補=現【写真右】、小林ともなり候補(65)=新【写真左】を立て、2議席に挑みます。

 南島原市は、旧8町が2006年に合併してできた市です。

 今、同市で高齢者へのタクシー券支給の要求が強まっています。この制度は、旧3町で実施されていたものが、合併に伴い廃止されたもの。高齢者にとってタクシーは大切な交通手段です。

 体の不自由なお年寄りからは「バスがないのでタクシーを利用せざるを得ない。病院代よりタクシー代が高い」など切実な声が寄せられています。

 党は、制度復活を求め、市へ要望書を提出。支給に前向きな回答が寄せられています。

 市は、小学校31校を各旧町に1校とする統廃合計画を策定中です。市のアンケートでも現状維持を求める声が多く、党は、「強引な統廃合ではなく、住民の声を聞くべき」だとして計画の撤回を求めています。

 9期目をめざすくわはら候補。「人が衣食住のことだけは心配しないで生きていける社会にしたい」と活動してきました。住民から「くわはらさんがいてくれることは市民にとって心強いこと」と頼りにされています。

 小林候補は元小学校の先生。教え子や保護者、教師のなかにも厚い信頼があります。合併をめぐる出直し選挙で当選。10カ月というわずかな任期中にも学校の耐震診断など多くの要求を実現しました。

 党は、両氏の2議席で議案提案権獲得をめざします。