「しんぶん赤旗」2010/4/11
米基地移設に反対
 大村集会で市長、議長

  沖縄県の普天間基地の移設候補地とされている長崎県大村市で9日夜、移設反対の集会が開かれ、参加した住民約220人が「米軍基地移設反対」の強い意思を示しました。
 
 
47町内会でつくる西大村地区町内会長会が主催したものです。

 松本崇市長や広瀬政和議長、民主党の犬塚直史参院議員、自民党衆院議員らも出席しました。

 あいさつに立った同会の河内一郎会長は、米軍の時間を無視した訓練による騒音や地位協定の問題を指摘し、反対する決意を述べました。

 経過報告では、米軍による騒音、事故、治安面での不安が語られ、「基地機能の半分を大村に移す可能性は高い」と指摘。「『大村はノー』の声を市民レベルで上げていこう」と呼びかけました。

 松本市長は「先頭に立ってたたかう決意」を表明。広瀬議長も「沖縄の問題をそのまま大村に持ってくることは許されない」と述べました。

 犬塚議員は大村移設案を否定し、「万が一、移設となれば反対する」と発言しました。

 会場からは、「米軍基地は米国に持って行くべきだ」「市全体で大きな集会を開いてほしい」などの発言が相次ぎました。

 集会は、「米軍の大村基地移設反対!訓練基地移設絶対阻止!」の決議文を採択。総理ほか大臣、与党3党、自民党に送付することにしています。