「しんぶん赤旗」2010/3/23
党議員の質問削除 
党支部が抗議の宣伝 
川棚町

  長崎県の川棚町議会で議長が日本共産党の久保田かずえ町議の質問通告を職権で削除した問題で、党川棚支部は22日、これに抗議してビラ配布・街頭宣伝を行いました。

 これは、普天間基地の大村移設問題を久保田町議が一般質問で取り上げようとしたところ、議長が「国政問題」だとして質問通告を削除したものです。

 久保田町議と党支部は、「言論の自由を奪うものであり、民主主義を破壊するもの」だとして、この問題を町民に広く知らせようと町内全域にビラを配布しました。

 マイクを握った久保田町議(写真)は、川棚町は大村市からわずか20`であり、住民からは米兵による犯罪や騒音を危惧する声が上がっていると指摘。

 町にとって基地移設は重大な問題だと述べ、「議員の役割は町民の声を届けること。議員の質問を封じることは町民の声を切り捨てること」だと批判しました。

 町営住宅前で老女は、「軍隊は来てもらったら困る。戦争はもういやです。米兵の犯罪が怖い」。

 また、別の女性は「基地には反対です。騒音もですが犯罪も心配。みんな同じ気持ちだと思います。(質問削除は)おかしい」と首をかしげました。