「しんぶん赤旗」2010/3/18
石木ダム建設撤回を
  長崎県と佐世保市が川棚町に建設を予定している石木ダムで、建設に反対している地権者でつくる「石木ダム建設絶対反対同盟」は14日、同町の川原公民館で「第31回3・14団結大会」を開き、白紙撤回までたたかう決意を固め合いました。

 集会には、地権者や支援者ら約80人が参加しました。

 反対同盟の岩下和雄さんがあいさつし、ダム建設の白紙撤回までたたかう決意を表明しました。

 経過報告では、事業認定申請に踏み切った県を批判。「中村法道新知事は『強制収用しない』と明言したが、収用なければダム建設は不可能であり、撤回すべき」だと訴えました。

 「石木川守り隊」の松本美智恵さんは、ダム建設の根拠を揺るがしかねない佐世保市水道局のデータの矛盾を告発。日本共産党の山下千秋市議は佐世保市が「嘘」でダムを推進していることを批判しました。

 地権者が「世論を高め支援者とともにたたかう」と決意表明。「住民無視のダム建設にしぶとく抵抗していこう」と呼びかける決議文を採択しました。

 決議では、近々着手される付け替え道路工事の中止を求めており、着工されれば阻止する構えを表明しています。