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被爆地の思いニューヨークへ
被爆者ら6・9行動
原水爆禁止長崎県協議会は9日、長崎市の平和公園で6・9行動にとりくみ、「核兵器のない世界を」の署名を呼びかけました。
観光客は原爆パネルに見入り、次々と署名していました。
署名したあと「がんばってください」とメンバーに声をかけた愛知県の女性は、「パネルを見ただけで胸がいっぱいになりました。広島・長崎や沖縄、見ることが大事です。戦争はしてはいけません」と話しました。
5月、ニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に原水協代表団として参加する佐久間洋子さん(69)も、「核兵器廃絶の願いをニューヨークに届けましょう」と呼びかけました。
被爆者でもある佐久間さんは、この署名が提起された2008年8月から機会あるごとに署名に立ってきました。
街頭のほか、同窓会で訴えたり、友人に返信用封筒を入れて郵送したりと、これまでに2400筆を集めています。
佐久間さんはニューヨークで「被爆地の思いを伝えたい。米国の政府や市民がどのような反応を示すのか関心があります」と話しました。
県原水協はこれまでに約6万人の署名を集めています。 |