「しんぶん赤旗」2010/3/11
九州・沖縄のたたかいを交流 
佐世保で平和委員会 


 日本平和委員会は6日、7日の両日、長崎県佐世保市でブロック交流会を開催しました。九州・沖縄すべての県から参加し、たたかいを交流しました。
 篠崎義彦佐世保市平和委員会会長が「九州沖縄の平和勢力を結集して2010平和大会を成功させよう」とあいさつしました。

 特別報告で、冨塚明ながさき平和委員会事務局長が海外基地重視のオバマ政権下で増強する米軍佐世保基地の実態や海外派兵の拠点として担わされている佐世保の重要な役割を報告。

 山下千秋市議は核密約と佐世保のかかわりを解明し、核密約によって佐世保が米国の世界戦略に不可欠な基地とされ、日本の進路がゆがめられてきたことを告発しました。

 日本平和委員会の岩月康範事務局次長が講演。普天間の基地撤去のたたかいを呼びかけるとともに、この問題の背景に安保条約があることを広く知らせることが必要だと述べ、安保を根本に平和運動を進める平和委員会の役割を強調しました。

 普天間のたたかいを報告した沖縄の代表は、安保を断ち切れない連立政権の弱点を指摘し、安保に迫るたたかいを呼びかけました。大分県は拡大・強化された米軍日生台演習について報告しました。