「しんぶん赤旗」2010/3/4
長崎市城山九条の会 
5周年のつどい

 長崎市の城山憲法9条の会は2月27日、結成5周年のつどいを城山カトリック教会で開き、市民約50人が憲法9条への思いを共有しました。

 同教会のヒルデン神父が「平和を求めなさい」と題して講演。

 憲法9条は理想であり、世界は理想を求めていると述べ、「日本は9条を生かしてこそ平和に貢献できる」と訴えました。

 パネルディスカッションではパネラー5人が発言。

 高校教師は、国民投票法施行で知らないうちにものが言えなくなるのではと不安を語り、医師は、憲法が「改正」されて後悔しないように若い人に憲法への理解を深めてほしいと訴えました。

 また、イラクを訪問した歯科医師は戦争の実態を告発し、「平和だからこそ当たり前の生活ができることを忘れてはならない」と語りました。

 参加者やパネラーから、国民投票法を許さない世論をつくるために地域でのとりくみを強調する意見や長崎から平和を発信することの重要さを訴える意見が出されました。

 つどいではコンサートもおこなわれ、オペラ歌手の星野恵利さんが「早春賦」「アヴェマリア」などを演奏。聖堂にそのすばらしい歌声が響き、観客は魅了されました。