「しんぶん赤旗」2010/2/24
無条件で撤去こそ 
長崎県平和委が抗議


 長崎県平和委員会は21日、政府に普天間基地の無条件撤去、移設先探しを中止するよう求める抗議文を送りました。

 抗議文は、世界一危険な普天間基地は即時無条件返還以外に選択肢はないと指摘し、政府や政権与党が「移転先」探しをしていることを批判しています。

 候補地の一つとして長崎県の海上自衛隊大村航空基地があがっていることについて、地元大村市議会が全会一致で移設反対の決議をあげ、市長も「絶対反対」を表明していることを紹介。

 さらに、政府与党が「シュワブ陸上案」も検討していることについて、民主党が昨年の総選挙で訴えた「県外」移設の公約をほごにするものであり、先の名護市長選で示された民意を踏みにじるものだとしてきびしく批判しています。

 抗議文は、民主党、社民党、国民新党にも送付しています。

   *写真は大村自衛隊基地入り口