「建国記念日」に講演会 
戦争責任明らかにしてこそ

  長崎県靖国法案阻止共闘会議は11日、「侵略する側とされる側―『負い目』と『心の痛み』」と題する講演会を長崎市内で開催。

 日本の中国侵略と天皇制の問題について考えました。

 講師の横山宏章・北九州市立大学大学院教授は、天皇制確立の背景や日中戦争における日本の侵略的な思想にも触れながら天皇の戦争責任に言及。

 「戦争責任の所在を明らかにしてこそ、侵略した側の『心の痛み』が相手に響く」と述べ、中国は、「心の痛み」をともなう謝罪を求めていると指摘しました。

 また、日米安保条約にも疑問を投げかけ、米国が日本の信頼を失しないよう努力してこそ日米は対等になれると強調しました。