「しんぶん赤旗」2010/2/7
被爆体験を聞き学ぶ
 
署名推進実行委

 5月のNPT再検討会議を前に、核兵器廃絶を願う被爆者の思いを受け止めようと、署名推進長崎市実行委員会は4日、市内で開いた実行委員会で被爆体験を聞きました。

 この日、体験を語ったのは長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長です。

 山田さんは当時中学2年生(14歳)。鳴滝にあった学校で被爆。爆心地から900bの城山の自宅にいた母、姉、弟2人は2週間以内に4人とも亡くなりました。

 教員だった父は大橋の三菱兵器工場で被爆。大やけどを負い、16年後にガンで亡くなりました。

 山田さんは国の被爆行政を批判。NPT再検討会議成功へ果たす日本の役割を強調し、参加する代表へ期待を表明しました。