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海自出港 抗議の唱和
佐世保平和団体「ソマリア行くな」
「『さわぎり』はソマリアに行くな!」。
海上自衛隊佐世保基地の護衛艦「さわぎり」が「海賊対処」のため1月30日朝、ソマリアに向け出港し、平和団体が抗議のシュプレヒコールを上げました。
佐世保原水協(山下千秋理事長)と佐世保市平和委員会(篠崎義彦会長)は佐世保市の干尽埠頭で抗議集会を開き、参加者は横断幕を掲げて、「海賊には警察力で対処せよ!」などと抗議しました。
「さわぎり」は集会参加者の前をゆっくりと通過し、港口へ向かいました。
山下理事長(代読)は報告で、海賊対処法の危険性を指摘し、「佐世保の海外派兵反対のたたかいは、憲法9条を守り、日米軍事同盟を打破する重要な意義がある」と強調。
「市民へ軍事同盟の実態を知らせていこう」と呼びかけました。
ながさき平和委員会の冨塚明事務局長は、海賊対処法以後ソマリアの海賊行為が増えていると指摘し、警察力や民生支援で解決すべきだと訴えました。
知事選予定候補の深町たかお氏も参加。「被爆県として憲法9条を守り、核兵器廃絶、米軍基地縮小を求める長崎県をつくる」と決意を述べました。
護衛艦のソマリア派兵は第4次。佐世保からは初めてです。 |