「しんぶん赤旗」2010/1/31
公共事業は生活密着型で
 知事選候補討論で深町氏


 2月4日の長崎県知事選告示を前に、予定候補者の公開討論会(日本青年会議所九州地区長崎ブロック協議会主催)が29日、長崎市公会堂でおこなわれました。

 討論会には出馬を表明している5氏のうち、元参院議員・プロレスラーの大仁田厚、元副知事で自民推薦の中村ほうどう、農水省出身で民主推薦の橋本つよし、日本共産党が推薦する民主県政をつくる会の深町たかおの4氏が出席しました。

 各氏は厳しい雇用情勢や人口流出、財政危機など長崎県の現状認識にふれ、それぞれの施策を述べました。

 大仁田氏は、「長崎のセールスマンになる」と述べ、「民間にできるものは民間に」と主張。

 中村氏は、これまでどおり大型事業を推し進める立場を述べ、橋本氏は、長崎新幹線推進を表明しました。

 深町氏は、長崎新幹線や石木ダムなど「不要不急の大型公共事業を中止・見直し、税金のムダづかいをなくす」と言明。学校耐震化など「生活密着型の公共事業をすすめ、中小業者の仕事、雇用をつくる」と述べ、福祉・教育を重視する考えを示しました。

 核兵器廃絶や佐世保米軍基地の縮小など平和の問題にもふれ、「3つのチェンジ」を訴えました。

 閉会後、「深町さんの話が一番具体的でよかったね」と話し合っている市民もありました。