「しんぶん赤旗」 2010/1/20
内部留保還元させよう 
春闘勝利に向け交流


 派遣切りなど労働者・国民をとりまく情勢が深刻化する中、長崎県春闘共闘会議は16、17日の両日、諫早市で討論集会を開き、2010春闘勝利へ向け交流しました。

 川崎一宏議長は雇用情勢の悪化とともに貧困が進んでいる実態にふれながら、労働者派遣法の抜本改正、大企業の内部留保を労働者・国民に還元させるたたかいを提起。「集中して春闘をたたかおう」と呼びかけました。

 活動報告で、全建労は車両管理業務の入札制度改善のとりくみを、医労連は介護労働者の処遇改善のたたかい、一般労組は中国人研修・実習生問題について報告。

 「目に見え音に聞こえる春闘」、職場と地域との連携などY春闘のとりくみが提案されました。

 討論で、パート労働者が多い生協労組は「同一待遇、同一賃金を求め非正規労働者とともにたたかう」と決意を語り、高教組は「新自由主義は差別と分断、対立をもたらした」と述べ、「労働者がいかに団結するか」と全組合員集会を開いた経験を報告。

 また、「市役所にも多くの非正規労働者。組織化は急務」(自治労連)など発言が相次ぎました。

 集会では、熊本県労連の重松淳平事務局次長が「外国人研修制度の実態と背景」について講演しました。