「しんぶん赤旗」2010/1/20
基地撤去、外国移設がが8割 
長崎市で普天間シール投票

  普天間基地「移設」が大きな問題となり、その移設先として長崎県大村市も急浮上していることから、憲法改悪阻止長崎県共同センターは15日、長崎市の大丸前で普天間基地「移設」についてシール投票を行いました。

 メンバーが「米軍基地は必要ですか」と問いかけるチラシを配りながら投票を呼びかけると、市民は次々に投票板にシールを貼っていました。中にはチラシを見て後返って投票する人も。

 「基地撤去」にシールを貼った30代の男性は、「基地はないほうがいい。大村にもってくるなんてとんでもありません」と少し怒ったようすで話しました。

 小学生の子どもを連れた母親は、「戦争が終わって60年。日本に米軍基地はいりません。もちろん長崎に来ることには反対です。どこであってももってくるべきではありません」と語りました。

 投票結果は、総数135票のうち「基地撤去」(84票)、「国外移設」(24票)で8割を超え、「沖縄県外移設」7票、「県内移設」5票、「わからない」13票となりました。

 共同センターの大塚孝裕事務局長は、「基地移設問題で市民の関心が高いことが示された。『撤去』『国外移設』で8割を超えたことは重要」だと話しました。