「しんぶん赤旗」2010/01/17
深町知事候補
 市長、農協、商工会議所と懇談

 2月4日告示(21日投票)される長崎知事選を前に、「民主長崎県政をつくる会」推薦の深町たかお知事候補(67)は大型開発優先から県民のくらし・福祉応援の県政への転換を訴えて県内を駆け巡り、首長や農協、商工会議所などと懇談を進めています。

 壱岐市では市長や農協組合長など懇談。魚価や農産物の価格低迷に苦しむ農漁業の実態を聞きました。

 五島市の福江商工会議所では働く場がない厳しい雇用状況が出され、雲仙市や南島原市では、輸入農産物の影響や農家の後継者不足、耕作放棄地の増大などの悩みが語られました。

 大村市の漁協組合長は海の環境悪化による品薄や魚価の低迷で生活できない実態を訴え、「組合員の8割が70歳以上」と高齢化する中で「若者が漁業で食べていくことができる対策」を求めました。

 これらの声に対し、深町候補は第一次産業の振興が長崎県活性化の基本だとして価格保障・所得補償など農漁業に力を入れることを表明しました。

 普天間基地の移設先として名前が「浮上」している大村市の松本崇市長とも懇談(写真)

 市長は「絶対反対だ。受け入れられない」ときっぱりと反対を表明し、「わたしの意思であると同時に市民の意思でもある」と語りました。

 深町候補は賛意とともに「米軍基地縮小・撤去」の立場を述べました。

 また、大型開発事業に反対している深町候補。
 
 石木ダム建設では、日本共産党の仁比聡平参院議員らとともに現地を視察。「故郷を守りたい」「たたかいはわたしたちで終わりにしてほしい」という反対地権者らの思いを聞きました。

 諫早湾干拓では早期開門調査を要求。漁民が調整池からの大量排水に抗議しておこなった海上デモに呼応し、「有明海を再生させよう」とエールを送りました。

 深町候補は、国政に続いて県政も変えてほしいと願う県民の期待に応えようと、街頭宣伝や懇談とフル回転しています。