「しんぶん赤旗」2010/1/13
核兵器のない世界を 
新成人の男性「署名に意義」

 核不拡散(NPT)再検討会議が開かれる2010年。

 原水爆禁止長崎県協議会は成人の日の11日、長崎市の大丸前でNPT再検討会議に提出される「核兵器のない世界を」の署名を市民に呼びかけました。

 「世界は核兵器廃絶へ大きく動いています。被爆地から核兵器NO!の声を届けましょう」との訴えに、多くの市民が足を止め、署名に応じました。

 三々五々、新成人が晴れ着姿で署名する姿も多く見られました。

 仲間数人と署名した新成人の男性は、「オバマ大統領が言っていることはテレビの中の話だと思っていましたが、この署名が国連に行くと聞いて自分がしたことが核兵器廃絶へつながっていると感じました。被爆地ナガサキからの署名は意義があると思います」と話しました。

 ニューヨークに派遣される長崎県代表団のメンバーも参加。1000筆の署名を目標にがんばっている建交労の藤原由紀子さん(59)は、「わたしが署名を届けます」と積極的に市民に声をかけていました。

 民医連の川尻瑠美さん(40)は「この署名を長崎に住むすべての人に知らせたい」と話しました。

 行動には25人が参加し、一時間で553筆が寄せられました。