核なき世界 基地なき日本めざす 
参院長崎選挙区にふちせ栄子氏


 日本共産党長崎県委員会は25日、来年の参院選長崎選挙区の候補者にふちせ栄子氏(53)を擁立すると発表しました。

 県庁で山下満昭県委員長とともに記者会見したふちせ氏は、衆院選で候補者として、「だれもが人間らしく暮せる社会」「長生きを喜べる社会」をと訴えてきたが、政権交代したもとで国民の願いをより実現するためには日本共産党の躍進が不可欠だと述べ、参院選に臨む決意を語りました。

 平和の問題に触れたふちせ氏は、来年は被爆65年、日米安保改定50年の節目の年であり、「核兵器のない世界、基地のない日本にするためにがんばりたい」と語りました。

 また、これまで国と一体となって進めてきた諫早湾干拓事業や長崎新幹線など大型公共事業推進の陰で国民のくらしがないがしろにされてきたと指摘し、「大型公共事業優先の政治を転換したい」と述べました。

 質問に対し、労働者派遣法を改正し、後期高齢者医療制度も即時廃止したいと述べ、「農・漁業、地場産業の発展にも力を入れたい」と答えました。

 山下委員長は「経験したことのない政党配置の中での選挙。がんばれば前進できる」と述べ、「論戦力のある候補」だと紹介しました。