「しんぶん赤旗」2009/12/29
NPT代表団 長崎で結団式
 日本原水協

  来年5月、ニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に日本原水協の代表として長崎県から参加する代表団の結団式が23日、長崎市で行われました。

 川崎一宏・県原水協代表理事はオバマ発言以来、世界で核兵器廃絶の気運が高まっていると述べ、「NPT再検討会議を全世界、日本国民の力で成功させよう」とあいさつ。

 片山明吉事務局長はNPT再検討会議の歴史を振り返りながら、県内^万筆の「核兵器のない世界を」署名目標を達成し、被爆県の代表として奮闘しようと呼びかけました。

 結団式に参加した16人の代表がそれぞれ決意を述べました。

 県代表団のうち唯一の被爆者である佐久間洋子さん(69)は、「署名が楽しい。もうすぐ2000筆。年内にやり遂げたい」と署名にかける意気込みを語りました。

 原爆の残留放射能について研究している長崎大学医学部3年の中里結花さんは、「オバマ大統領の核兵器廃絶は理想論ではないと知りました。核兵器廃絶への大事な年に現地に行けることはいい経験になります。学生代表でがんばりたい」と話しました。

 県原水協の代表団は現在23人。団長に吉岡賢氏が選任されました。