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建設の是非 知事選の争点
石木ダム予定地 深町知事候補が調査
来年2月の長崎県知事選をたたかう深町たかお候補(民主長崎県政をつくる会)は178日、日本共産党の仁比聡平参院議員らとともに長崎県川棚町の石木ダム建設予定地を視察しました。
石木ダム建設事務所で松尾弥太郎所長からダムの概要について説明を受けた後、現地で水没する区域を確認。建設費や水需要予測などについて担当者に問題点をただしました。
視察団は川原公民館で地権者らと懇談しました。
深町候補は、住民のダム反対のたたかいに敬意を表し、退陣を表明しながら石木ダムの事業認定申請した金子知事を批判。
「長崎県は県民が望まないムダな公共事業が多い。知事選でみなさんの思いを訴えていきたい」と述べました。
住民から「事業認定の行き着くところは強制執行。美しいふるさとを守りたい」「40数年、毎日がダムとのたたかい。もう、わたしたちで終わらせたい」など切実な声や県の「石木ダムありき」を告発する意見が相次いで出されました。
視察後記者会見した深町候補は、「石木ダムは知事選の大きな争点」だと述べ、県は水需要や事業費など「うそとごまかし」で事業を推進してきたと批判。「ダムの中止を訴えたい」と語りました。 |